Saturday, June 15, 2013

動機@Boost.Log 2.0

Motivation@Boost.Log 2.0 の翻訳

今日、アプリケーションは急速に成長し、複雑になるとともに、テストとデバッグが難しくなっている。大半のアプリケーションはリモート環境で動作し、開発者が実行を観察し、実行が失敗した際の原因を解明するチャンスは少なくなっている。加えて、もしアプリケーションの振る舞いが、デバイスの反応や他のプロセスの活動のような非同期的なイベントに強く依存している場合、ローカルでのデバッグも困難となり得る。

これに対してはログをとる事が助けとなる。アプリケーションは、その実行についての重要な全ての情報をログに保存し、何か問題が起きた場合には、この情報はプログラムの実行を分析し必要な修正を行うために使用される。アプリケーションのログをとる事の他の利点として、統計情報の収集やイベントの強調(すなわち、何かの状況やアプリケーションが面している問題を示す事)などがある。これらのタスクは多くの実世界の業務アプリケーションとって非常に重要であることが分かっている。

このライブラリーは、アプリケーション開発者がログをとることを容易にすることを目的にしている。これはライブラリーを拡張するために、広範なすぐに使えるツール群を公開インターフェースとともに提供する。このライブラリーの主要な目標は:

  • 単純性。小さなコード片の例で十分に、ライブラリーの感触を得、基本的な機能を使用できるべきである。
  • 拡張性。利用者は、情報を集めてログに記録するために、ライブラリーの機能を拡張できるべきである。
  • 性能。ライブラリーは、利用者のアプリケーションに対して可能な限り小さな性能上の影響を持つべきである。

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